冷え性について-venustapさんに取材協力しました-
冷え性についてvenustapさんに取材協力させていただきました。
なにげに大学時代は冷え性ゼミにいたのでもう少し詳しく冷え性について書きたいと思います。
目次
冷え性ってどんな状態?
どういう状態のことを冷え性だと思いますか?
手が冷たい、足が冷たい、体が冷たい、朝だけ冷たい、夜だけ冷たい、1日中冷たい、冬になると冷たい、夏も冷たい・・・色々な症状の方がいます。
これらは全て冷え性と考えていいでしょう。
そもそも冷え性という定義はないので、冷え性と冷え症はここが違う!とか色々書いてあったりしますが、ぶっちゃけ言ったもん勝ちです。
色々な論文、文献を見比べてもそれぞれ定義が違います。
とりあえずここでは「冷えを自覚し苦痛を感じる状態」を冷え性として話していきたいと思います。
冷え性の原因
ではなぜ冷えを感じるようになってしまったのでしょうか。
原因は明らかになっていないものの自律神経や内分泌系の失調が循環障害を招いていると考えられています。
また、様々な基礎疾患がありその症状として冷えを感じることもあります。
自律神経の乱れからくる冷え
自律神経症状を訴える人と冷えを訴える人が相関していることから、自律神経機能の失調が血管運動機能を障害し、血行を妨げ冷たく感じると考えられる。
内分泌系の乱れからくる冷え
冷えを訴える頻度は女性が圧倒的に多く、思春期や更年期に頻出することから内分泌系の乱れが冷えを起こしていると考えられる。
病気の症状としての冷え
貧血、甲状腺機能低下症、レイノー病などの基礎疾患に伴う冷え
東洋医学から見た冷え性
東洋医学では冷えをただ単純に「体が冷たく感じる状態」だけでなく、「体の元気の低下」と考えます。また、体質や症状から冷えの原因を探ります。
元気が足りない気虚タイプ
長期にわたる病気や疲れ、加齢によって体の機能低下が起こる。
全身倦怠感、疲れやすい、息切れ、めまい、やる気が出ないなどの症状を伴う。
元気の巡りが悪い気滞タイプ
ストレス、飲食の不摂生、気温などによって体の一部で機能低下が起こる。
頭痛、肩こり、疲れやすい、気分の乱れ(イライラ・不安)、張り(お腹、胸)などの症状を伴う。
血が足りない血虚タイプ
失血、胃腸不良による栄養吸収の低下などによって血の生成が不足する。
皮膚の荒れ、目のかすみ、不眠、月経異常などの症状を伴う。
血の巡りが悪いオ血タイプ
外傷や打撲、血流の悪さ、気虚・気滞・血虚の影響によって血の巡りが悪くなる。
刺すような痛み、皮膚が黒ずむ、月経の出血量が少なくなるなどの症状を伴う。
実際の臨床ではこれらのタイプが合併して冷えを引き起こしていることが多いです。
冷え性の治療
当院では冷えは症状の一つとして訴える方が多いですが、治療後の感想として「体が温まった。」とおっしゃっていただけています。
また、冷えは免疫機能の低下を引き起こし様々な病気の原因にもなります。
venustapさんの記事のような対策をしつつ、鍼灸による治療も行うといいですよ。
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